令和3年度 活動報告(生徒の活動)

<科学探究科2年生>九州フィールドワーク2日目

〇12月14日(火)阿蘇(草千里)、霧島(えびの高原)
 阿蘇の朝は水に氷が張り、土には霜が降りている厳しい寒さでしたが、よい天気の中研修2日目をスタートしました。草千里では中岳の火山活動を間近に、火山が作り出した地形と人間の生活との関係を学びました。
 えびの高原では、阿蘇とはまた違った火山の様子や植生を観察しながら、自然の観察方法や自然と向き合う姿勢について深く考えることができました。昨日の大観峰だけでなく、伊豆、富士山での研修との関連に気付く充実した研修になりました。


   
   阿蘇ジオパークガイドさんの説明       背後には火山活動を続ける中岳 
   
        草千里散策中              草千里の中心にて 
   
   阿蘇火山博物館にて火山の実験中     2日間お世話になったガイドさん達と 
   
        えびの高原            えびのエコミュージアムセンター

<科学探究科2年生>九州フィールドワーク1日目

〇12月13日(月)阿蘇・大観峰
早朝に静岡駅を出発し、新幹線を乗り継いで6時間、熊本に到着しました。阿蘇の大観峰では目前に広がるカルデラに終始圧倒されました。また、先日ニュースになった中岳の噴火による噴煙が立ち上る様子も観察することができました。天気も良く、阿蘇の壮大な自然を体感できた1日目となりました。
   
      熊本駅に到着            大観峰でジオガイドさんに挨拶
   
 ガイドさんが指さす先には根子岳         白煙をあげている中岳
   
  ガイドさんの説明を聞く生徒             阿蘇の大自然
   
     ホテルにて夕食             ホテルにてくまモンの歓迎

<科学探究科1年生>地球環境史ミュージアム研修

 本年度のフィールドワークのまとめとして、「ふじのくに地球環境史ミュージアム」で、静岡の自然や、自然と人間との関わり方、その歴史を学んできました。
 西岡研究員による地史に関する講義では地学分野の研究者が行うフィールドワークの内容や研究内容についても説明がなされ、随所に「身近なところに疑問は隠されている」というメッセージが込められているように感じました。高校に入学してから目まぐるしく新しいことを学んだ生徒達にとって、自分の足元を見つめる良い機会になったのではないでしょうか。
 講義の後は、館内展示をミュージアムサポーターに説明をしてもらいながら見学することができました。質問や会話を通して私たちに考えさせるよう働きかけてくださり、展示物に関する科学的な知識を得られただけでなく、一つ一つの展示に込められたミュージアムの”想い”のようなものを感じられました。
 本研修では今までの研修とのつながりや、自分に関係する様々な事柄とのつながりについても考えられたように思います。1年時は静岡を中心に活動してきた生徒達は、2年生になると県外・海外といったように学び・活動の領域を広げていきます。そういった今後の学びにつなげられるよう、本研修の内容を再度深く考察します。

<科学探究科1年生>数学の探究「確率」

 本校数学教員による数学の探究「確率」の授業を行いました。授業ではまだ学んでいない「期待値」を題材にした活動を通し、厳密に思考することや疑問を持ち続けることの大切さを学びました。

<科学探究科1年生>ビタミンCの探究 ポスター発表会

 科学探究科1年生が9月から取り組んできた「ビタミンCの探究」のポスター発表を、土曜公開授業に合わせ開催しました。
 本年度はコロナ禍のため、校外の方々に向けた発表ができませんでした。そのような中、今回初めて中学生や保護者に向けて自分たちの行った研究内容を発表でき、緊張しながらも活発に議論することができました。
 研修内容を初めて知る聴衆に向けて説明することの難しさを感じたようですが、双方向のやり取りをすることで相手の理解につながったと実感できた生徒もおり、自分の成長を感じられたのではないでしょうか。
 今後、ポスターにまとめた研究内容を英語のスライドにまとめ直し、1月の英語プレゼンテーションに向けて準備をしていきます。発表も質疑応答も全て英語で行われる1月の発表会でも活発な議論が行えるよう、研究の理解をさらに深め、英語力も高めていきます。