静岡市立高等学校長  飯田 寛志

 

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 本校は、中等教育への進学希望者の急増という地域の要請により、静岡市立第一中学校として昭和14年に設立が認可されたのが始まりとされています。昭和23年度には定時制課程にあたる静岡市立第二中学校と統合されて静岡市立高等学校とされ、令和3年度末をもって定時制課程が閉課程となり現在に至っています。設立以来、80年以上にわたる歴史と伝統を有し、地域の方々からは「市高(いちこう)」の愛称で親しまれてきました。「質実剛健」の気風を継承し、「正しく、強く、明るく」の校訓のもと、「文武両道」を目指し、地域社会や国際社会に貢献できる、調和のとれた創造的な人間を育成することを教育目標としております。

 平成23年には従来の普通科に加え「科学探究科」を設置し、平成25年度からは文部科学省よりスーパーサイエンス・ハイスクール(SSH)の指定を受け、理科教育に特化した様々な取組みを実践してきました。平成30年度からはSSH第2期指定を受け、第1期の成果を普通科にも広げる実践を推進してきました。そして、令和6年度からはSSH第3期指定を受け、令和10年度までの5年間の研究開発期間において、さらなるプログラムの充実と発展を目指して取り組んでいきます。これまで開発したプログラムは、科学探究科における県内大学等との連携による実験やフィールドワーク、海外科学研修、普通科における地域課題解決型の探究活動など多岐にわたり、国内外の生徒同士の交流推進と共に、主体的に取り組むことのできる生徒や国際社会・地域社会で活躍・貢献できる生徒を育成しています。

 施設面では、ゆとりのある校舎や約350名を収容できる視聴覚ホール、観客席を有する大きな体育館、県内公立高校では数少ない50メートルプール、広大なグランドなど、他に誇れる充実したものとなっており、生徒の学習環境を全面的にサポートしています。これらの充実した施設のもと、生徒たちは文武両道を実践すべく、積極的に活動し、伸び伸びと、明るく学校生活を送っています。

 今年度も土曜日に学校公開日を設け、説明会と授業・部活動・施設見学を実施しておりますので、ぜひ、一度学校にお越しいただき、本校の魅力を肌で実感していただけると幸いです。

令和6年4月