2022年12月の記事一覧

科学探究科2年生 九州フィールドワーク 5日目

○12月16日(金) 研修5日目
いよいよ最終日です。朝食、部屋清掃の後、研修閉校式を行いました。センター長のお話の後、近隣の海岸清掃に向かいます。

一見するとゴミなど落ちていないように見える海岸ですが、丹念にさがすと様々なゴミが見つかりました。漁具関連のゴミに混ざって、生活由来のゴミが多く見つかりました。また椰子の実や材木など、自然の中で分解される過程で水生生物のすみかになったり、餌となったりするものは、回収しないで海に戻すとのことでした。


研修センターに戻ったあとは、昼食を食べて、いよいよ屋久島をあとにします。

屋久島空港

 

セントレアに無事到着しました。ここからは陸路で静岡に戻ります。今回学んだことをしっかりと胸に刻み、これからの人生に生かしてくれることを願います。

福岡空港出発

セントレア到着

バスに乗り換えて静岡へ

以上で九州フィールドワークの報告は終了です。

科学探究科2年生 九州フィールドワーク 4日目

(昨日からの続きです)
 19:40 無地に屋久島上陸

 20:15 研修センター入館

 20:30 夕食
 21:00オリエンテーション

 21:15~ 入浴
 22:00ころから部屋ごとに消灯


〇12月15日(木) 研修4日目
朝から4コースに分かれて研修に向かいます。

①縄文杉コース
朝四時に食堂に集合し朝食。その後バスに乗って登山口に向かいます。まだ日の出前なので周囲は真っ暗です。ヘッドライトを頼りに、トロッコ道を進みます。

徐々に明るくなってきました。周囲は木々に包まれ、谷底には清流が流れていました。400年ほど前に伐採されたウィルソン株の中に入ると、中央の穴がハート形に見えます。

 

小雨が降る中、縄文杉に到着しました。霧になかにそびえたつ縄文杉はとても神々しく見えました。気温は3℃。周囲には昨日の雪がうっすらと残っていました。
    

帰路に就く時には雨も上がり、屋久島の自然や巨大な屋久杉の姿を堪能しながら戻りました。


②白谷雲水峡(太鼓岩コース)
太鼓岩と呼ばれる花崗岩の大きな岩を見学に行ってきました。道中では屋久島の動植物について学びました。屋久島は湿度が高くて冷涼なため、雲霧林という林が形成され、特徴的な自然景観を作っています。

荷物を降ろして急坂を上ると巨大な太鼓岩がありました。太鼓岩は人が何人も乗れる大きさで、同行した8人で一緒に岩に乗って記念写真を撮りました。


③白谷雲水峡(原生林コース)
屋久島の原生林を見学に行ってきました。標高約800mのアップダウンの激しいコースで、木の根に足をとられたり、苔に足を滑らせたりと苦労して進みました。

 

谷をいくつも越えた先に杉の原生林が点在しており、杉の木の大きさに圧倒されました。

 

 

④白谷雲水峡(苔むす森コース)
アニメ映画を彷彿とさせる屋久島の苔むす森に行ってきました。白谷雲水峡は水源の森百選にも選ばれた美しい峡谷です。


屋久島の自然について学びながら、目的地へと向かいます。

 
 

七本の杉が一本になって成長している七本杉がありました。その大きさに驚きです。


苔むす森では、苔の生態について学んだ後、お気に入りの苔を探して楽しみました。

 
 

そのほかにも、屋久島の水にはミネラル分が少ないことや、屋久杉と呼ばれるための条件など、屋久島について多く学ぶことができました。