令和4年度 活動報告(生徒の活動)

普通科2年生 SS探究Ⅱ外部発表参加

11/19、20にグランシップで行われた、電気新聞主催の「高校生が競うEnergy Pitch!」に本校普通科の生徒4名が参加し、SS探究Ⅱの活動を発表して【敢闘賞】をいただきました。

プラスチックゴミのエネルギー化について「環境にも、私たちにも優しいプラスチックリサイクルの定着」をテーマに、ケミカルリサイクルとマテリアルリサイクルについて、企業とのフィールドワークを重ねながら探究しました。
プラスチックゴミをケミカルリサイクルでアンモニアと炭酸ガスにし、それらの気体を有効活用しようというアイデアです。今後はマテリアルリサイクルについて探究を続けていきます。

 

  

<科学探究科2年>CDプログラムⅡ・ つくば科学研修

「CDプログラムⅡ」の一環として、科学探究科2年生がつくば科学研修を実施しました。普段ではなかなか見ることのできない施設を見学し、また専門的な講義や説明を聞くなど、参加生徒は様々な視点から科学について考える貴重 な経験をすることができました。今回ご協力いただいた研修先の方々に心より感謝申し上げます。

・1日目:森林総合研究所、食と農の科学館、防災科学技術研究所、高エネルギー加速器研究機構、物質・材料研究機構
・2日目:高エネルギー加速器研究機構、物質・材料研究機構、サイバーダインスタジオ

 

 

      森林総合研究所              食と農の科学館

 

    

     防災科学技術研究所          高エネルギー加速器研究機構

 

     物質・材料研究機構           サイバーダインスタジオ

<科学探究科1年>CDプログラムⅠ・富士山フィールドワーク

科学探究科1年生が、富士山周辺でフィールドワークを行いました。
 〇講師
   静岡大学理学部地球科学科 石橋秀巳 先生 
 〇研修内容
   ・7/12(火)事前研修
   ・7/23(土)宝永火口
   ・7/24(日)紅葉台、コウモリ穴、白糸の滝
石橋先生による事前研修を経て、1日目は宝永火口にて地形や岩石を観察し、2日目には富士山の側火山の分布や溶岩によりできる地形や岩石を観察しました。専門知識を持って観察すると、観光地と呼ばれる場所であっても見える景色が異なることを生徒たちは実感していました。

 

 

 

<科学探究科2年>CDプログラムⅡ・伊豆フィールドワーク

 5月2日(月)に、伊豆でフィールドワークを行いました。研修には静岡大学理学部地球科学科の石橋准教授に同行していただき、行く先々で活発な質疑を繰り広げました。
 〇研修地 小室山、さくらの里公園、城ケ崎海岸

(1)小室山
頂上からは大室山や伊豆諸島などが一望でき、周囲の地形や足元の岩石を観察しながら伊豆半島の成り立ちを学びました。頂上には火口跡や水準点などもありました。

 

 

 

(2)さくらの里公園(大室山の麓の公園)
 大室山の麓にある広い公園で昼食をとりました。公園内には、天井が落盤した溶岩洞窟があり、上から眺めることができました。伊豆にはこのような溶岩洞窟が多くあります。

(3)城ヶ崎海岸
 大室山から流れ出た溶岩流によって作られた地形です。自然の雄大さを感じながら、溶岩や柱状節理を観察しました。

 

 

<科学探究科1年>CDプログラムⅠ・東京大学研修

「CDプログラムⅠ」の一環として、5月2日(月)に東京大学で研修を行いました。

 〇午前 講義「薬学部へようこそ」
     講師 薬学部教授 清水敏之先生
 〇午後 研究室見学
     有機合成化学教室、遺伝学教室、分子薬物動態学教室、
     蛋白構造生物学研究室

入学間もない1年生ですが、学問の幅広さに圧倒されつつも、清水先生や研究室見学を引率する東大生に多くの質問をしながら「研究」や「高校での学び」について考えました。

 

 

<科学探究科1年>探究プログラムⅠ・プログラミング的思考

 フローチャートを用いた論理的手順(アルゴリズム)の可視化、PDCAサイクルを適用した課題の解決について研修しました。提示されたコースについて、各自立てた目標に向けてプログラムを作成し、レゴマインドストームの操作しました。成果発表では、それぞれが立てた目標と、プログラミング上の工夫を説明しました。

 

 

<科学探究科3年>生徒の取組が紹介されました

 第17回高校化学グランドコンテスト(2021年度実施)における科学探究科2年生(開催当時)の取組が、同コンテストを協賛する長瀬産業株式会社のSNSに紹介されました。ぜひご覧ください。


・Facebook
https://www.facebook.com/nagasegroup/posts/1018108839102668


・Twitter
https://twitter.com/nagasegroup/status/1511943437280739330

科学探究科2年生 九州フィールドワーク 5日目

○12月16日(金) 研修5日目
いよいよ最終日です。朝食、部屋清掃の後、研修閉校式を行いました。センター長のお話の後、近隣の海岸清掃に向かいます。

一見するとゴミなど落ちていないように見える海岸ですが、丹念にさがすと様々なゴミが見つかりました。漁具関連のゴミに混ざって、生活由来のゴミが多く見つかりました。また椰子の実や材木など、自然の中で分解される過程で水生生物のすみかになったり、餌となったりするものは、回収しないで海に戻すとのことでした。


研修センターに戻ったあとは、昼食を食べて、いよいよ屋久島をあとにします。

屋久島空港

 

セントレアに無事到着しました。ここからは陸路で静岡に戻ります。今回学んだことをしっかりと胸に刻み、これからの人生に生かしてくれることを願います。

福岡空港出発

セントレア到着

バスに乗り換えて静岡へ

以上で九州フィールドワークの報告は終了です。

科学探究科2年生 九州フィールドワーク 4日目

(昨日からの続きです)
 19:40 無地に屋久島上陸

 20:15 研修センター入館

 20:30 夕食
 21:00オリエンテーション

 21:15~ 入浴
 22:00ころから部屋ごとに消灯


〇12月15日(木) 研修4日目
朝から4コースに分かれて研修に向かいます。

①縄文杉コース
朝四時に食堂に集合し朝食。その後バスに乗って登山口に向かいます。まだ日の出前なので周囲は真っ暗です。ヘッドライトを頼りに、トロッコ道を進みます。

徐々に明るくなってきました。周囲は木々に包まれ、谷底には清流が流れていました。400年ほど前に伐採されたウィルソン株の中に入ると、中央の穴がハート形に見えます。

 

小雨が降る中、縄文杉に到着しました。霧になかにそびえたつ縄文杉はとても神々しく見えました。気温は3℃。周囲には昨日の雪がうっすらと残っていました。
    

帰路に就く時には雨も上がり、屋久島の自然や巨大な屋久杉の姿を堪能しながら戻りました。


②白谷雲水峡(太鼓岩コース)
太鼓岩と呼ばれる花崗岩の大きな岩を見学に行ってきました。道中では屋久島の動植物について学びました。屋久島は湿度が高くて冷涼なため、雲霧林という林が形成され、特徴的な自然景観を作っています。

荷物を降ろして急坂を上ると巨大な太鼓岩がありました。太鼓岩は人が何人も乗れる大きさで、同行した8人で一緒に岩に乗って記念写真を撮りました。


③白谷雲水峡(原生林コース)
屋久島の原生林を見学に行ってきました。標高約800mのアップダウンの激しいコースで、木の根に足をとられたり、苔に足を滑らせたりと苦労して進みました。

 

谷をいくつも越えた先に杉の原生林が点在しており、杉の木の大きさに圧倒されました。

 

 

④白谷雲水峡(苔むす森コース)
アニメ映画を彷彿とさせる屋久島の苔むす森に行ってきました。白谷雲水峡は水源の森百選にも選ばれた美しい峡谷です。


屋久島の自然について学びながら、目的地へと向かいます。

 
 

七本の杉が一本になって成長している七本杉がありました。その大きさに驚きです。


苔むす森では、苔の生態について学んだ後、お気に入りの苔を探して楽しみました。

 
 

そのほかにも、屋久島の水にはミネラル分が少ないことや、屋久杉と呼ばれるための条件など、屋久島について多く学ぶことができました。