令和7年度 活動報告(生徒の活動)

 今日は、夏休み前最後の探究プログラムⅡの授業でした。どの班も夏季研究室研修に向けて準備したり、今までの研究のまとめを行いました。今回は、ゲーミング反応班にインタビューしてみました。

Q.研究背景を教えてください

 色の変化がある化学反応に興味があります。調べていく中で、ゲーミング反応は色が綺麗だったのでテーマに選びました。私たちは容器の形による反応の違いについて研究しています。

Q.課題研究の楽しいところは?

 自分のやりたいことを追究できるところです。ゲーミング反応の変化の違いを調べるために、今日は容器内の水の動きを確認する実験を考え、取り組みました。

 

 今日は、オーロラ班の生徒に課題研究についてインタビューしてみました。

Q.研究背景を教えてください

 先輩がSS探究(普通科)で人工的にオーロラを作る研究をしていることを知り、自分たちが所属している科学部のサイエンスショーでもやってみたい!と思ったのがきっかけです。実際に私たちが作ったオーロラはピンク色で、自然で見られるような緑色にはなりませんでした。そこで、任意の色でオーロラを作れないか研究しています。

Q.課題研究の楽しいところは?

 自分たちで計画を立てて実験できるところです。装置も自分たちで考えて設計しているので、「自分たちの研究」をしていると実感できます。また、作ったオーロラが綺麗で感動します。周りの人にオーロラを作る研究をしていると言うと、驚いて興味を持ってもらえることが多くて嬉しいです。

 

 

 

 今日は、静岡大学 竹本裕之先生をお迎えし、研究について成果や課題、参考文献等をもとにヒアリングを行いました。課題研究が始まって3か月ほど経ち、テーマや実験方法などの方向性が決まってきた班も出てきました。夏休みには、大学での研究室研修が予定されているので、それに向けてさらに研究を進めていきます。

 

 

 

 

 サボテン班の生徒に課題研究についてインタビューしてみました。

Q. 研究背景を教えてください

 サボテンをテーマに研究しています。暑く過酷な環境で育つサボテンには重金属耐性があることを知りました。また、ファイトレメディエーションについて知り、サボテンが環境改善に役立てられるのではないかと考え、テーマを決めました。ファイトレメディエーションは、植物の力を利用して土壌や水中の汚染物質を浄化する環境修復技術のことです。

Q. 課題研究の楽しいところは?

 普段の授業では使わない器具や試薬を使って実験できるところです。

 

 7月1日(火)に、ミニ課題研究・数学①が実施されました。今回は声楽の分野でご活躍されている倉藤理大先生を講師としてお招きし、「音楽の和音と数学の関係に迫る」というテーマで授業をしていただきました。

 音楽の基本的な知識を確認したり、音楽鑑賞を体験したりしながら授業が進み、楽しむ中で、音楽と数学の関係性を考えていきました。音楽に使われる音はなぜ12音なのかという疑問を考えていくうちに少しずつ数学との関連が見えてきたようです。

 日頃の授業では音楽と数学の結びつきを気にすることはありませんでしたが、今回の授業を受けて少しその関連に気づくことができました。音楽と数学、それぞれの教科に対する興味関心もより一層深まったように思います。

 ミニ課題研究を通して様々な分野に触れることを通して、自分たちで行う探究活動でのテーマ設定も幅広いものになていくことが期待できそうです。

 科学研究科1年生は、ミニ課題研究としてダンゴムシに関する研究を行いました。

 ダンゴムシの観察、予備実験の結果から妥当な仮説を設定し、自分たちで実験計画を立てるところからポスターセッションを行うまでの探究活動の一連の流れを始めて経験しました。

 生物を扱う際に必要になる生命倫理の講義を経て、ダンゴムシの世話と観察を続けながら研究に取り組むことができました。ポスターセッションでは、他の生徒や教員からの質問にも応対しながら発表を行いました。先日行われた先輩達の発表にも刺激を受けていた姿も見られました。

 今回の反省も踏まえ、今後の究活動にも精一杯取り組んでいきます。

予備実験や事前学習から、ダンゴムシに関する自分たちの仮説、研究テーマを決めました。

実験結果から立てた考察が、根拠のある妥当なものであるかどうか相互評価をしました。他グループとの意見交換を経て、より洗練されたレポートやポスターを目指します。

 発表用のポスターの作成をしました。担当の先生の支援も受け、無事に仕上がりました。多くの先生に助言を頂けるのも科学探究科の魅力の一つです。

ポスターセッションでは、先日る・く・るで行われたサイエンスコミュニケーション研修を思い出しながら、参加者とのやり取りを行いました。

 6月14日(土)科学探究科2,3年生による課題研究の報告会を行いました。3年生代表グループによる発表と、ポスターセッションを実施し、生徒同士だけでなく学校説明に参加した中学生やその保護者の皆様にも各自の成果を報告しました。研究に対する質問に対しても堂々と対応する姿が見られ、各自の課題に対する熱心な取り組みが伝わってきました。英語での発表ややり取りも行われ、3年生にとっては集大成となる活動でした。先輩たちの立派な姿や研究成果から1,2年生も大いに刺激を受けたことだと思います。この経験を生かしてそれぞれの研究を進めていきます。

 16日午後、科学探究科の1年生は静岡科学館る・く・るにて、サイエンスコミュニケーション研修に参加しました。

 探究活動をしていく中で、自分の研究やその成果を伝えたり、共同研究をする仲間と意見を交わしたりする際に必要になるコミュニケーションを学びました。一方的なコミュニケーションでなく、双方向のコミュニケーションを目指していくために、様々なワークショップにも取り組み、その必要性や難しさも実感できたようです。

 ワークショップでは、電話などで目の前にいない相手を想定した道案内をしたり、より遠くまで跳ぶ工作物を仲間と対話しながら作ったりしました。

 

 4月30日(水)科学探究科1年生は、東京大学研修に参加しました。

 薬学部の清水敏之教授に講義をしていただき、薬学部で学ぶ内容の一端を知ったり、東京大学のシステムを教えていただいたりしました。

 その後は東大の学生さんに案内していただき、4つの研究室を見学しました。事前に学習してきた知識をもとに教授や学生さんに質問する姿も見られました。

 

 東京大学総合研究博物館では、東大で実際の研究にも用いられていたこともある貴重な資料を見学しました。化学の授業で学習したばかりの装置を見ることができ、興味深々といった感じでした。

 

 各自が行っていた下調べや、科学探究科のプログラムで学んだメモの取り方講座の成果もありどの活動も非常に充実したものになりました。見学して終了ではなく、この後はそれぞれの学びをレポートとして記録します。東京大学研修で得た学びや、研究意欲はきっと今後の活動につながっていくはずです。

 

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